Work space
Living room
Kitchen / Room
Entrance
Rest room
Bath room
母が亡くなってから始めた、セルフリフォームのプロジェクト。
一緒に暮らした家を、遺品整理から始め、DIYで改装した。

民泊として利用できるように、他にないインテリアの場所として、
宿泊者が仕事をしたりくつろいだり、ヨガを一緒にしたりできるような空間づくりを目指した。
また普段は自分自身の生活空間として、
環境負荷をできるだけ減らした持続可能な生活を実現することを目標にした。

リフォームは初めてだったので、YouTubeなどで独学しながら進め、
周囲のものづくりに長けている友人たちの手を借りつつ1年ほどで完成した。

築年数が約40年の古いアパートだったため、
傷んだ建材を塗り直したり入れ替えたり、
床の張り替えや洗面台を制作したりなどした。
CO2削減をするためエネルギー効率を考え、
なるべく密閉性が高くなるようにしたり、
電気はLEDに取り替えるなどした。

また庭も大幅にリフォーム。
土壌改良をして野菜を作ったり、防除をコンパニオンプランツでなるべく行ったり、
地域の固有種のメダカをビオトープを作って飼育したりと、
周辺環境に対して生物多様性を作ることや、
食料自給をして農業にかかる環境負荷を低減し、
コンポストボックスを制作し生ゴミをゼロにするシステムを構築。
無理なく持続可能な生活を実現できるような環境づくりをした。

そして一番重要であった、母らしさをどう継承するかを考え、
生前母が得意だった手作りのパッチワークや籐編みのバスケット類、
陶器やぬいぐるみなどを選りすぐって飾れるようにした。
また自分自身でも、残ったリースの土台を活かしリースを作ったり、
風呂敷の布を利用してクッションカバーを制作するなど、
母の遺した素材をもとにデザイン制作をした。


[ Story of this project]

「供養」とは「共に養う」ことであるという。
母のいない空間はとても淋しいものだが、
母の遺したものを私なり解釈をして引き継ぎ、メンテナンスを続け、ケアし続けることで、
母との思い出を自分なりに大切にしている。
母に向けてもう子どもでなく一人の大人として生活の基盤を作ることを見せることで、
安心して休んでいてほしいとも思う。
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